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2007年7月14日 (土)

ここまでする?

アレッサンドロ・カルボナーレというクラリネット奏者が居ます。

めちゃくちゃ上手です。いや、上手なんて言葉では語れません。フランス国立管弦楽団のスーパーソリスト(吹きたいとこだけ吹いたらええから、見たいな契約だったとか、そうでないとか)から、地元イタリアの聖チェチーリア管弦楽団首席奏者を歴任、世界各国でコンサートやマスタークラスを行っているスーパースターです。

 

その方が、聖チェチーリア(実は初めて聴いた海外オケです。中学やったか、小学校やったか。佐藤しのぶさんと共演されてたような記憶があります)の日本ツアーに合わせて、東京と神戸でリサイタルを開催されました。

 

しかも、東京公演が7月10日の、僕の29歳の誕生日!(…)これは天の導きか仏様のご配慮か!と大喜びしていたら、なんと派遣演奏、しかも帰隊が夜遅く、とてもやないけどコンサートには間に合わない…。しかし、なんとしても聴きたい!

 

で、ひねり出したウルトラCが…。

 

夜行バスで実家に帰り、11日の神戸公演を聴き、そのまま夜行バスで千葉に戻る。

 

お金も時間も掛かるウルトラC(苦笑)

 

とりあえず、上司に帰省の許可を頂き、年休の届けを出し、バスの予約をし、チケットを手配し、当日を待つのみ! 

 

で、当日。バスは新宿を22:50分出発。予算削減のため、4列シートのバス(広い目の座席でしたが)。やっぱり隣が近いといろいろ気を使うんでしんどいです。バス移動そのものがしんどい、というのもありますが(苦笑)。

大雨と事故渋滞の関係で、少々の延着。梅田に着いたのが7:30頃。久々の梅田は…、何かが違う。そう、再開発の関係で今まであった建物が取り壊されてたり、道路の配置が変更されてたり…。ほんのちょっとの浦島太郎気分です。

梅田から阪急に乗り、北千里へ。そこから、実家に帰るのですが、さすがにそこらへんは大きな景色の変化はなし。のんびりしたもんです。

 

実家は、僕の寝てた部屋が荷物置き場状態になっていて、「あぁ、居場所が…」状態(笑)。今回は寝泊りする訳では無いのでかまわないんですが、なんだかなぁ。楽譜が探しにくいんですよ。家のパソコンにセキュリティソフトを導入し、自分のメルアドの設定をしなおし、持って行く楽譜を探し、近くのホームセンターに行って買い物をし(なんか千葉のホームセンターは使いにくい気がするんです)。結構あわただしくすごしてたら、時間はあっという間に過ぎていきます。

昼過ぎに、中津へ移動。さっちも氏に顔を見せねば、ということでスタバに行ったのですが、居ない。(しまった、休憩中か…)、結局スタバ一人で1000円オーバーという自己新記録を樹立しながら時間をつぶし、ようやく顔を見せることに成功(仕事中ですから、話なんて出来るはずもなく…)。

その後は歩いて本日二度目の梅田へ。新地の楽器屋に挨拶に行きました(ただ単に近いから、という理由です。他の楽器屋さんがどう、ではありません。時間があれば必ず伺いたいと思います)。そしたら見事に肩透かし。社長は営業に出ちゃったし、顔なじみは退職…。微妙な空気のまま、ムノツィルブラスのDVDなんか見ながら時間をすごした訳ですが…。

さて、ようやくコンサートの時間です!梅田からJRで神戸に向かい、神戸新聞松方ホールへ。開場前に着いたのですが、もう相当数の人が並んでて…。

全席自由、だったので、12列の8番に着席(7番は母親)。これが後で大きな意味を持つことになろうとは…。

一曲目はシューマン:幻想小曲集。A管での演奏。正直、昔抱いてた印象とはちょっと違う…。あのときの響きは幻想だったのかな…と思ったりもしました。

しかし、軽くトークが入り、2曲目のガーシュイン:3つの前奏曲。が始まるとその印象はがらりと変わりました。すごく生き生きしたリズムが沸き立つように流れていきます!響きもあるし、やはり楽器の調性(B管での演奏)は大きいんやなぁと思います。ま、A管はほとんど無改造、B管はすごい改造がされてたのもあるかもしれませんが(笑)。不思議やったのが、曲順を変更されてた点。No.3から逆に演奏されてました。そのほうが演奏効果が出ると判断されたのでしょうか?演奏したこともある曲だけに、ちょっと気にはなりました。 

3曲目は椿姫の変奏曲。なんか、CDよりも快速な気がするんですが…。そんな速いテンポでも崩壊の気配すら見えない、凄すぎます。いったいどれほど練習したらあれほどのテクニックを得ることができるんだろう…。聴いてるときは感動するばかりでしたが、こうやって振り返るとなんだか悲しくなります。 

 

休憩を挟み、4曲目は日本人の新曲初演。正直、よくわからないがとんでもないことをしてる。微分音(ゲンダイ音楽のテクニックにはほんと無知でして…)とか、すごい駆使されてて、確かに既存の曲にはない魅力みたいなものは感じました。演奏したいか、となると?ですが。 

5曲目、またもやガーシュイン。いよいよ凄いことになってきました。アドリブを駆使し、自由自在、楽しい!

本日のメインプロ、「ザッパフランク小惑星 3834」 フランク・ザッパ(google)というロックミュージシャンの曲をメドレーにしたものですが、ビックリな出来事が!

アドリブから始まり、なんと客席にカルボナーレが下りてきた!吹きながら通路を歩き、真横でべろべろ吹き、僕の頭の真後ろでピアノにキュー出しをしました。あの美音をあそこまで間近で聴けたのは一生の宝物?になるでしょうね(レッスンにつく、とかそんなことが無い限り)。しかしとんでもない曲でした。激しいリズム、圧倒される音の洪水、爆笑のパフォーマンス(歌っちゃいましたよ!おもちゃのラッパか鴨寄せ笛か、そんなのも吹いたし)。もう一度聴きたいと思いますが、できれば録音ではないほうがいいですね。あのテンションは実演でないと聴けないです!

 

僕の好きなカルボナーレは、やっぱり凄かった。帰りの電車は、親と二人感動のため息ばかりでした。

楽しいときももう終わりに近づき、本日3度目の梅田。24:30発のバスに乗り込むのですが、時間が余って余って…。マクドでも長居できるような雰囲気ではないし(一人でおってもしゃーないし…)、近くのJRバスの待合所でぼやっとゲームしてましたが…。 

 

バス内では特筆すべきこともなく、午後からは出勤してドリル訓練。またいつもの日常が始まる…。 

 

 

今回はものすごい強行スケジュールでしたが、行って本当に良かったと思えるものでした。良い音楽は、生きる気力を与えてくれるものと確信を持てました。少しでも、自分もそのような音楽を伝えられる音楽家に近づいていこう、そんなことを思ったりもしています。 

 

しかし、ブログはマメに書かないと、大変ですね(苦笑)。今回も駄文に長々お付き合い頂き、ありがとうございました。 

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コメント

(7番は母親)が後で大きな意味を持つと思って期待してしまったw

投稿: Akudaikan | 2007年7月17日 (火) 12時39分

え~~~!!スタバで待っててくれたん!??
全然知らなかった~!!

ごめんな、、たぶん休憩中だったんかも。。

でも、めちゃ嬉しかったよ!!

最近緊張の毎日だったし、Nぺさんの顔見たら
すごくホッとしました。
また大阪かえってきたら教えてね~~!
今度こそゆっくり喋ろう!

投稿: さちも | 2007年7月14日 (土) 22時19分

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とっても楽しいリサイタルだった。 2005年国際クラリネットフェストで来日したカルボナーレの演奏を聴いて、ただただ感心したのだったが、あの感動がよみがえってきた。それどころか新しい感動を覚えた。 前半1曲目ははシューマンの幻想小曲集。周りの女性クラ吹き達に人気の曲だがカルボナーレのテクニックにより感情豊かに演奏された。ピアノの黒田亜樹もとっても良い。 2曲目はガーシュインの三つの前奏曲。カルボナーレのジャジーな演奏は初めて聞いたが、彼にかかると本当に楽しい。同じクラリネットなのに全く違った... [続きを読む]

受信: 2007年7月21日 (土) 01時15分

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